BIM時代に企業が“Rebro研修”を求める理由と、効果的な導入方法
建築・設備業界ではここ数年、BIMの導入が本格的に進み、「BIMが使えること」がスキルの必須条件になりつつあります。
その中で、建築設備BIMソフト 「Rebro(レブロ)」 の企業研修を希望する企業が増えています。
なぜ今、これほどまでにRebro研修が求められているのか?
そして、企業がRebro研修を導入する際に押さえておくべきポイントとは?
その背景と研修成功のポイントをまとめてみました。
◆ なぜRebro研修が増えているのか?建築業界の背景
① BIM化が「推奨」ではなく「当たり前」へ
国土交通省が推進してきたBIM活用は、長い期間“指針レベル”の印象がありました。
しかしここ数年で、設計・施工・設備管理すべてのプロセスでBIM活用が現場レベルに浸透し始めています。
ゼネコンやサブコンだけでなく、中小規模の設備会社でも
「Rebroで納品してほしい」
「BIMモデルで連携してほしい」
という要望が増加。
つまり、BIMが扱える人材が“いないと困る時代”に突入しているのです。
② 既存社員は「CADは使えるけどBIMは未経験」が多数
AutoCAD・JW-CADRevitなど、2D/3D CADの経験はあっても、「BIMは触ったことがない」という社員が非常に多いのが現実。
企業としては、
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今いる社員をBIM対応に育成したい
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CADベースの人材をRebro操作へ移行させたい
というニーズが高まっています。
③ 新人の“BIMギャップ”への対応も必要
意外に多いのが、
「新人はPCやCADは使えるけど、Rebroのような本格的BIMはできない」
というケース。
若手がCADを触れるのは当たり前になりましたが、実務で求められるBIM操作は学校教育だけではカバーしきれません。
結果として、新人研修におけるRebro習得のニーズが高まっています。
◆ Rebro企業研修で押さえるべき3つのポイント
① 社員のレベルを“個別に”把握すること
Rebroを使えるようになるまでの距離は、社員ごとに大きく違います。
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CAD経験が豊富で、モデリングは早いタイプ
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製図知識はあるが、3D操作が不慣れなタイプ
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そもそも設計製図の基礎が弱いタイプ
同じRebro研修でも、カリキュラムを個別最適化しないと効果が大きく変わります。
② Rebroの“操作方法”だけでなく、“設備設計の考え方”が不可欠
Rebroはボタンを覚えるだけでは使いこなせません。
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なぜこのルートで配管するのか
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維持管理を考えたダクト配置とは
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衝突チェックをどう回避するのか
など、設備設計の思想・ルールを理解していないとBIMは形だけになってしまいます。
企業研修では、操作と同時にこの“設計思考”を教えられる講師かどうかが重要です。
③ 実務フローに沿った研修ができるか
企業研修では、
「Rebroが触れます」では不十分。
以下の実務レベルまで落とし込む必要があります。
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モデリングの手順
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図面化のルール
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会社が扱う設備種別に応じた設定
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他部門とのデータ連携
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納品レベルに合わせたモデル精度
研修内容が現場の仕事とズレていると、研修直後に行き詰まります。
◆ 正栄CADスクールのRebro企業研修が選ばれる理由
● 現役設計者が講師
設備・建築の実務に精通した講師が、“現場で使えるRebro” を教えます。
● レベル別・個別カリキュラム
複数名いても一律ではなく、1人ずつのスキルに合わせたRebro研修を実施。
● 新人向け・既存社員向けの両方に対応
新人は基礎から、経験者はステップアップを。
BIMギャップを埋めることができます。
● 実務に沿ったモデリング・図面化まで指導
Rebroの“使い方”ではなく、“Rebroでどう仕事をするか” を重視した研修内容。
● 研修後には「個別評価レポート」提出
社員の強み・弱点・今後の育成方針が企業側で明確になります。
◆ BIM時代を生き抜く企業は、「育てる企業」
Rebroを扱える人材を外部から採用するのは年々難しくなっています。
だからこそ、“自社で育てる”ための研修が企業の競争力になる時代です。
新人のBIMギャップも、既存社員のCAD→BIM移行も、今まさに取り組むべきテーマ。
正栄CADスクールは、企業ごとの業務内容と社員レベルに合わせて、最適なRebro研修を設計します。
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