~図面読解力が求められる今、確かな設計力を証明する資格~
製造業や建設業、設計関連の業界で、図面を「描ける」「読める」人材の価値が改めて見直されています。
そんな中、CADスキルの証明として実践的で信頼性が高い資格が「CAD利用技術者試験 2次元1級」です。
この記事では、2025年6月15日(日)に実施されるCAD利用技術者試験・2次元1級について詳しくご紹介し、なぜ今、この資格が必要とされているのかを解説します。
■ 2025年度・2次元1級試験の基本情報
-
試験日:2025年6月15日(日)
-
申込期間:2025年4月7日(月)〜5月8日(木)
-
形式:筆記(設計・製図に関する知識)、実技(図面作成)
-
受験資格:2級または1級有資格者に限る。
-
受験料:17,600円(税込) ※過去の1級有資格者は12,100円(税込)
■ 今、なぜ2次元1級が必要とされているのか?
▷ 三面図などが読めない若手技術者が増えている
現場では近年、三面図や2次元図面が読めずに発生するトラブルが増加しています。
-
組立ミスや加工ミス
-
仕様の誤認識
-
製造現場との認識の食い違い
など、図面を“正しく読む”スキルの不足が実際の損失につながっているケースも少なくありません。
これは、3D CADやビジュアルツールの普及により、若手技術者が「図面を想像する力」を養いにくくなっているためとも言われています。
▷ 図面読解力が“差をつけるスキル”に
2次元1級を取得することで、単なるCADオペレーターではなく、「設計意図を理解できる技術者」として周囲と差別化できます。
現場では“描ける人”よりも“読めて理解できる人”が重宝される時代。図面読解力はまさにその土台です。
■ 2次元1級をおすすめする理由
-
図面作成・読解のスキルを証明できる唯一の公的資格
-
設計補助・設計職へのステップアップに直結
-
履歴書・職務経歴書に書ける具体的なスキルの証明
-
年齢・学歴・職歴を問わず挑戦できる“実力主義”の試験
「手に職をつけたい」「技術職での採用に強くなりたい」という方には、非常に心強い資格です。
■ どうやって勉強すればいい?
試験対策には、以下の方法があります:
-
市販の公式参考書・過去問題集での独学
-
CADスクールでの対策講座受講(試験実技に即した練習が可能)
-
オンライン講座や模擬試験サービスの活用
特に実技問題では、「正確に・制限時間内に図面を描けること」が求められるため、反復練習が鍵となります。
正栄CADスクールでは、CAD利用技術者試験コースで、筆記・実技共に確かなカリキュラムで合格を目指すことができます。
また公式の認定会場として、試験を正栄CADスクールの教室で受験することができるのもポイントです。いつもの環境で試験を受けることで、心に余裕をもって臨むことができると思います。
■ まとめ:確かな図面スキルが未来を支える
CADの操作だけでなく、「図面を正しく描き・読み解く力」は、技術者として長く活躍するための基礎です。
CAD利用技術者試験・2次元1級は、そのスキルを証明する最も信頼性のある資格のひとつ。
2025年6月15日の試験に向けて、今から準備を始めれば十分に合格を狙えます。
就職・転職・キャリアアップを目指す方、そして現場でのトラブルを減らしたい方にもおすすめです。
今年は、確かな設計力を武器に、技術者として一歩前へ踏み出してみませんか?