CAD+AIは人間の仕事を奪うのか?その答えは「適応」にある

AIとCAD設計の未来:人間の仕事は本当に奪われるのか?

前回はCADにAIの導入が進むことでどのような変化が起こっていくのかについて書いてみましたが、自動化や効率化を可能にするAIツールの普及により、「人間の仕事はAIに奪われるのではないか?」という不安を抱く人も少なくありません。今回はこのテーマを掘り下げ、AIがCAD設計の職場に与える影響を考えてみたいと思います。


AI導入が進む理由:なぜCAD設計でAIが求められるのか?

AIがCAD設計に導入される理由は明確です。以下のような利点があるため、業界全体で注目を集めています。

  1. 効率の向上
    AIは膨大なデザイン案を短時間で生成したり、エラーを検出したりすることができます。これにより、設計者が従来に比べて格段に効率的に仕事を進められるようになります。
  2. コスト削減
    自動化により、単純作業や反復作業に費やされる時間とコストを削減できます。特に標準化された設計プロセスでは、その効果が顕著です。
  3. 高度な解析能力
    AIは、構造的強度や製造可能性といった複雑な解析をリアルタイムで行えるため、設計精度を向上させることが可能です。

これらの利点を考えると、AIがCAD設計のプロセスに導入されることは避けられない流れです。しかし、それは本当に「人間の仕事を奪う」ことを意味するのでしょうか?


AIによる自動化で消える仕事:どの業務が影響を受けるのか?

AIがCAD設計の現場で担う役割が増えるにつれ、特定の業務や役割が削減される可能性があります。

  1. 単純作業の自動化
    部品の配置や基本的なレイアウト設計など、繰り返し作業が多い業務はAIによる自動化の影響を受けやすい分野です。
  2. 標準化された設計
    規格化された製品設計(例:シンプルな金型設計や建築の基本構造設計)は、AIがほぼ完全に代替可能です。
  3. エラー検出や解析業務
    設計データのエラー検出や製造可能性の解析も、AIがすでに高い精度で実施できる領域です。

AIでは代替できない人間の役割:どこに価値を見いだすべきか?

一方で、AIでは代替できない人間の役割も数多く存在します。

  1. 創造性とイノベーション
    AIは過去のデータを基にした予測や生成を得意としますが、全く新しいアイデアやデザインを創造するのは人間の得意分野です。特に感性や美的価値が求められるプロジェクトでは、人間の発想が不可欠です。
  2. コンセプト設計
    ユーザーのニーズや製品のコンセプトを形にするには、顧客との対話や深い洞察が必要です。こうした領域では、人間の共感力やコミュニケーション能力が重視されます。
  3. 倫理的・責任的判断
    AIは計算やデータ分析に優れていますが、設計プロセスや結果において倫理的な判断を下すことはできません。設計ミスや安全性の判断など、人間の介入が欠かせない場面は多くあります。
  4. プロジェクト管理と意思決定
    設計プロジェクト全体を管理し、異なるステークホルダー間の調整を行う役割は、人間が担うべき重要な領域です。

未来の仕事:人間とAIの協働で生まれる新たな可能性

AIの導入により一部の業務が自動化される一方で、新たな役割や職種が生まれる可能性もあります。

  1. AIツールの開発・運用
    AIを活用したCADソフトウェアの開発や、企業ごとのニーズに応じたカスタマイズが求められるでしょう。
  2. AIのトレーニングとデータ管理
    AIが正確に動作するためには、適切なデータセットを用いたトレーニングが不可欠です。この分野ではデータ管理や分析の専門家が活躍する場が広がります。
  3. 人間とAIの連携スキル
    設計者やエンジニアは、AIを補助ツールとして使いこなすスキルが必要になります。これにより、人間とAIが協力してより効率的で高品質な成果を生み出すことが可能です。

CAD+AIは人間の仕事を奪うのか?その答えは「適応」にある

結論として、AIがCAD設計において一部の業務を自動化することは間違いありません。しかし、それが即座に「人間の仕事を奪う」という結論にはなりません。むしろ、AIが得意とする反復作業や解析業務をAIに任せることで、設計者は創造的な作業に集中できる環境が整います。

これからの設計者やエンジニアには、AIとの協働を前提とした新しいスキルや役割への適応力が求められるでしょう。この変化を受け入れ、前向きに活用することで、人間とAIが共存し、互いの強みを活かしたデザインとエンジニアリングの新時代が訪れることでしょう。

AIがCADにもたらす未来とは?

近年のAIの進化により、CADを使用する職種や業務に大きな変化が訪れています。特に2024年には生成AIが一般的にも普及したことで、日本でも大きな変革が起こりました。

そこでCADを使う業種や業務について、AIがもたらす影響について、現時点で起こっていること、今後起こり得る未来、そして考慮すべきリスクとデメリットについて書いてみたいと思います。


現時点で起こっているAIとCADの融合

AIはすでにCADツールの進化を牽引していると言っても過言ではないでしょう。生成AIがもつ特長は、CADというエンジニアリングと非常に相性は良いと考えられます。

現時点でもCAD業務にAIを導入する取り組みがいくつか行われています。

  1. 設計プロセスの自動化
    AIを活用したジェネレーティブデザイン機能は、設計者が要件を入力するだけで、数百ものデザイン案を自動生成します。これにより、設計者は効率的に最適な案を選定でき、イノベーションが加速しています。
  2. エラー検出の効率化
    AIが設計データを解析し、設計ミスや衝突を自動で検出する機能が普及しています。これにより、製造工程におけるコスト削減やスケジュールの短縮が実現されています。
  3. 3Dモデルの迅速な生成
    画像認識技術を活用することで、スケッチや写真から自動的に3Dモデルを生成するツールも登場しています。これにより、デザインプロセスの初期段階が大幅に効率化されています。また現在導入が急速に進んでいるBIMやCIMについては、AIによるサポートを受けることによって、プロセスの簡素化が実現されることが予想されます。

AIがもたらす未来の可能性

特に生成AIの企業導入が遅れている日本では、本格的な動きはまだ先になると思います。では今後、AIはCADに対してどのような進化をもたらすのでしょうか?

考えられるポイントを挙げてみます。

  1. 完全自律型設計プロセス
    現在は設計者の補助ツールとして使われるAIですが、将来的には設計そのものを自律的に行うAIが登場する可能性があります。特に標準化された製品設計では、人間がほとんど介在しないプロセスが実現するかもしれません。
  2. リアルタイムのフィードバックと最適化
    AIがリアルタイムで設計の物理的特性やコスト、製造性を解析し、即時にフィードバックを提供する機能が進化するでしょう。これにより、設計と製造の一体化がさらに進むと考えられます。
  3. VR/ARとの連携による直感的な設計
    AIがVRやARと統合され、設計者が仮想空間内で直感的に設計を行い、AIがその場で最適化する未来が予想されます。これにより、クリエイティブな自由度が格段に向上するでしょう。
  4. スキルセットの変化
    設計者やエンジニアは、AIツールを最大限に活用するために、データ分析やAIモデルのトレーニングといった新たなスキルを学ぶ必要が出てくるでしょう。

AIがもたらすデメリットやリスク

しかし、AIを企業が導入するには大きなリスクとデメリットが存在します。日本の社会構造や法律が、AIをどこまで許容できるのか?許容するべきなのか?については、今後もきちんと見定めていかなければならないでしょう。

特に以下に挙げる3,4のリスクについては、企業にとって致命的になりかねないリスクをはらみます。これらの問題をどうやってクリアにしていくかが、今後の課題となることは間違いありません。

  1. 雇用の減少と役割の変化
    設計の自動化が進むことで、特に標準的な作業を担当するエンジニアやデザイナーの役割が減少する可能性があります。一部の職種が消失し、新たなスキルを持つ人材が求められるようになることで、キャリアの不安定化が懸念されます。
  2. AIへの過度な依存
    AIに依存することで、人間の設計能力や創造力が低下するリスクがあります。特に、AIが提供する案が不適切である場合でも気づかずに進めてしまう可能性があり、品質や安全性に影響を及ぼすことが懸念されます。
  3. 倫理的・法的課題
    AIが生成した設計における著作権や責任の所在が曖昧になる可能性があります。設計ミスが発生した場合、AI開発者、ツール提供者、または使用者のどこに責任があるのかが明確でない状況が生じることがあります。
  4. データセキュリティとプライバシーの懸念
    AIが設計プロセスを支援する際、大量のデータを扱います。このデータが不正利用されたり流出したりするリスクが存在し、企業の競争力や機密情報が危険にさらされる可能性があります。
  5. 初期投資と維持コストの負担
    高度なAIツールの導入には多額の初期投資が必要であり、さらに運用やメンテナンスにもコストがかかります。特に中小企業では、これが競争力の格差を生む要因になるかもしれません。

 

結論

AIとCADの融合は、設計やエンジニアリング業界に革命をもたらしていますが、同時に慎重な対応が必要です。メリットとリスクをバランスよく考慮しながら、この変化に適応していくことが重要です。AI技術を前向きに活用するだけでなく、リスクに対する備えを講じることで、人間とAIが共存する未来を築き上げることができるでしょう。

CAD資格は人事採用の参考となるのか?

CADのオペレーターやエンジニアを採用したい企業にとって、採用希望者がCAD資格を持っているかどうかを採用の基準にすることにメリットはあるのでしょうか?

結論から言うと、一定のメリットはあると思います。

CADの資格は、その人が一定のスキルや知識を持っていることの証明になります。

  • Jw_cadやAutoCADなど、業界標準のソフトに精通している。
  • 正確な図面作成が可能で、設計ミスを減らす。
  • 法規や規格に準じた図面作成スキルを持っている(例えば、建築基準法やJIS規格など)。

ただし大切なのは、CAD資格を取ることが目的となってしまった人と、CAD資格を取ったうえでやりたいことや仕事に対するビジョンがある人をきちんと見極めることです。

前者はとにかく資格を取りたいというタイプで、CADに限らず他の資格でも見かけるタイプです。時には全く関連の無い資格をいくつも持っている人もいます。

しかし後者については、CAD資格を自分の実力を確認するための指標として考えているタイプです。

特に実務経験がない場合、自分がどこまでCADや図面について理解しているのかを、採用の際にアピールするのは難しいことです。まずCAD資格を取ることによって、一定の知識や基礎ができているということの証明をしたいというのは、正しい考え方だと思います。

この場合は「目標のためにきちんと努力をできる人である」ということの証明のひとつになりますから、、資格保持者の採用が長期的な利益につながると言えるのではないでしょうか。

CADの資格は本当に意味がないのか?

こんにちは、正栄CADスクール代表の森川です。

今回はCADの資格について、少し書いてみたいと思います。

インターネット上で「CAD資格」と検索すると、サジェストに「意味ない」などの言葉が出てきます。しかし、本当に資格は意味がないのでしょうか?

確かにCAD資格を持っていても、それで仕事ができるというわけではありません。ですが、CAD資格は自分の実力がどの程度あるかを確かめるいい機会になりますし、資格を取るためにきちんと勉強することで自分の自信・安心にもなります。

CAD資格を取ることが目的ではいけませんが、資格を取り、その自信を武器にさらに上へのステップアップを目指すチャンスになります。

正栄CADスクールでは資格取得専用のコースもありますが、CADマスターコースなど、CADと設計製図を学べるコースを真面目に履修すれば、特に資格対策などをしなくても、CAD利用技術者試験や建築CADなどの資格を取ることは可能です。

CAD資格を取ることを目的とせず、「その後どうするか・どうしたいか」をきちんと描いて資格を取れば、それは大きな力となります。

「その後どうするか・どうしたいか」が分からないという方でも、正栄CADスクールでは、代表に相談いただければ、いろいろアドバイスをさせていただきます。

今、CADを使う業界ではどこも人手不足で売り手市場にあります。是非スキルアップして、新しい未来を掴んでみてください!

体験説明会はこちらまで!

実務に強い「正栄CADスクール」が企業の人事教育に最適な理由

はじめに

企業の人材育成において、CADスキルの習得は多くの業界で欠かせないものとなっています。しかし、単にソフトウェア操作を教えるだけではなく、実務に直結する知識やスキルを身につけさせることが、即戦力となる人材を育成する鍵です。

「正栄CADスクール」は、設計事務所が母体のスクールとして、他のCADスクールなどとは一線を画す独自の強みを持っています。本記事では、企業の人事教育担当者様に向けて、正栄CADスクールのメリットを詳しくご紹介します。


1. 設計事務所が母体だからこそ可能な「実務目線の研修」

正栄CADスクールの最大の特徴は、設計事務所が母体であるという点です。これにより、一般的なスクールでは難しい「実務で使えるスキル」を体系的に学べるプログラムが提供されています。

他のスクールとの違い

  • 実務で直面する課題に基づいた指導
    設計事務所で実際に必要とされる作業フローや、現場で発生しがちな問題に対処するスキルを学べます。
  • 実務経験豊富な講師陣
    CADソフトの操作だけでなく、実務での応用方法や効率化のコツを具体例を交えて指導します。

2. CAD操作だけではなく「設計製図」を基礎から学べる

多くのCADスクールでは、ソフトの操作方法にフォーカスしています。しかし、設計図を描くためには、製図の基礎知識が不可欠です。正栄CADスクールでは、設計製図の基本から実務で活用する応用までを徹底的に指導します。

製図スキルの重要性

  • CAD操作がいくら上手でも、図面の品質が低ければ業務に支障をきたします。
  • 正確で見やすい図面を作成する能力は、設計者や現場スタッフとの円滑なコミュニケーションにもつながります。

プログラム内容

  • 製図の基礎講座
    図面の読み方・描き方、寸法や記号のルールなど、基礎的な知識をゼロから学べます。
  • 実践的な製図演習
    実際の業務で使用される図面を題材に、具体的な演習を行うことで実務に即したスキルを習得します。

3. 即戦力となる人材育成で教育コストを削減

人材教育において重要なのは、短期間で実務に役立つスキルを習得させることです。正栄CADスクールでは、研修後すぐに現場で活躍できる即戦力の育成に注力しています。

正栄CADスクールの強み

  • 短期間でのスキルアップ
    設計事務所のノウハウを活かし、効率的な学習プログラムを構築しています。これにより、研修期間を短縮しながらも高い学習効果を実現します。
  • オーダーメイド研修
    企業のニーズに応じたカスタマイズプログラムを提供可能。業務内容や社員のスキルレベルに合わせた研修が行えます。

教育コスト削減の効果

  • 研修後の追加指導が不要
    実務での応用まで指導するため、研修後に現場でのフォローアップが最小限で済みます。
  • 業務の効率化
    効率的な図面作成が可能になるため、社員の生産性が向上し、結果的にコスト削減につながります。

おわりに

「正栄CADスクール」は、設計事務所が母体である強みを活かし、実務に直結したCAD研修を提供する独自のスクールです。CAD操作だけでなく、設計製図の基礎から応用まで網羅した研修は、企業の人材育成に最適です。

人事教育担当者の皆さま、即戦力となる社員を育て、業務の効率化と企業の競争力向上を目指しませんか?

ぜひ、正栄CADスクールをご検討ください。

CAD企業研修についての詳細は、CAD企業研修特設ページ

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CADスクールで技術をつけてキャリアアップしよう!~氷河期世代の転職をサポート~

はじめに

近年、就職氷河期世代の支援に国や地方自治体が力を入れています。

この世代は、厳しい就職環境を経験し、思うようにキャリアを築けなかった人も少なくありません。そんな氷河期世代のみなさんに、キャリアアップ方法のひとつとして、注目してほしいのが「CAD技術」です。

今回は、正栄CADスクールを活用して新たなスキルを身につけ、キャリアアップを目指す方法についてご紹介します。


CADとは?氷河期世代にとってのメリット

まず、CADとは、コンピュータを使って設計や図面作成を行う技術のことを指します。CADは製造業や建設業、機械設計、建築設計など、幅広い分野で必要とされるスキルであり、特に製造業が盛んな日本では安定した需要があります。

氷河期世代にとってCAD技術を学ぶメリットは以下のような点です。

  • 高い需要:設計業務は各業界で必須とされ、特に経験豊富な中途採用者へのニーズが高い
  • 働き方の幅が広がる:CADスキルはリモートワークでも活用しやすい
  • 資格取得でアピール:CADには様々な資格があり、技術レベルを証明しやすい
  • 年齢に関わらず活躍できる:設計スキルは年齢よりも実力が重視されやすい

正栄CADスクールで学べること

正栄CADスクールは、設計事務所が母体のスクールです。PCスクールなどとは異なり、CADスキルだけではなく、設計製図の基礎から応用まで、現場で役立つ実践的なスキルを習得することができます。特に氷河期世代がキャリアアップを目指す場合、以下のような内容が学べます。

  1. 2D CADの基本操作
    最も一般的な2D CADの基本操作を学ぶことで、設計の土台を理解することができます。これには、AutoCADやJW_CADといったソフトの使い方が含まれます。
  2. 3D CADの応用技術
    近年は3D CADの重要性が増しており、設計を立体的に表現することでより実践的なスキルを磨けます。特に建築業界においてはBIMの導入が進んでいます。正栄CADスクールでは、RevitやRebroの使い方を学ぶことができます。
  3. 設計製図を基礎から応用まで
    建築業界や製造業界でCADを使った仕事をする場合には、CADソフトを操作できるだけでは意味がありません。CADはあくまでツールのひとつにすぎません。図面を読める技術者にこそ高い需要があります。正栄CADスクールでは、設計製図を基礎から応用までしっかりと身につけることができます。
  4. 資格取得サポート
    CAD利用技術者試験やJw_cadの技能認定など、資格取得を目指すための講座も多く提供されています。資格を持つことで転職時のアピールポイントを増やすことができます。

CADスクールを選ぶポイント

多くのCADスクールがある中で、どこを選ぶかは重要なポイントです。転職を目指す氷河期世代の方にとって、特に重視すべき要素は以下の通りです。

  • 実践的なカリキュラム:即戦力となる実務スキルを身につけられるかどうか
  • 転職支援サービス:修了後に就職や転職のサポートをしてもらえるか
  • オンライン講座の有無:時間や場所にとらわれず学べる環境があるか
  • 資格取得サポート:CAD資格に特化した対策講座があるかどうか

最後に

就職氷河期を経験した世代にとって、新しい技術を身につけることはキャリアを再スタートする大きな力となります。特にCADは需要が高く、実務に活かしやすいスキルです。正栄CADスクールで学んで新たなキャリアを築き、安定した将来に向けた一歩を踏み出してみませんか?

転職支援の一環としてCAD技術の取得を検討している方は、まずはスクール体験説明会に参加してみてください。

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CADからBIMへ移行する企業必見!設計事務所が母体のスクールによるBIM講座の強みとは?

近年、建設業界ではCADからBIMへの移行が加速しています。しかし、BIMを導入する企業が増える一方で、従業員がその技術を正しく活用できるかどうかが大きな課題となっています。

そこで重要となるのが「BIM研修」です。BIMスキルの習得は一朝一夕ではいきません。実務で使えるレベルに到達するには、質の高い研修と実践的なカリキュラムが必要です。今回は、他のPCスクールとは一線を画す設計事務所が母体の正栄CADスクールだからこそできるBIM講座の強みについてご紹介します。


実務に即したBIMカリキュラムの強み

一般的なPCスクールでは、BIMの基本操作やツールの使い方に焦点を当てることが多いです。しかし、私たちのBIMスクールは設計事務所が運営しているため、実際の業務を前提としたカリキュラムを提供しています。設計の現場で培ったノウハウを基に、ただ操作方法を教えるだけでなく、実務で役立つ内容をしっかり学ぶことができます。

経験豊富な講師陣が手厚くサポート

私たちのスクールでは、設計事務所で長年実務を経験した講師が直接指導します。BIM導入初期から関わってきたプロフェッショナルだからこそ、技術的なアドバイスはもちろん、導入後の運用やチーム内でのコミュニケーション方法など、現場で直面する課題にも具体的なサポートが可能です。

また、一人ひとりにきめ細やかな指導が行き届き、質問もしやすい環境が整っています。個別のニーズに合わせたカリキュラムのカスタマイズも可能なので、企業の業務に合わせた研修内容の調整も対応可能です。

他のPCスクールとはここが違う!実務重視のBIM教育

多くのPCスクールが一般的なソフトウェアの使い方や理論を教えるのに対し、当スクールでは以下の点で大きな違いがあります。

  1. 設計事務所での実績を持つカリキュラム
    業界の最前線で使われている技術やプロセスを基に、より実践的なスキルを習得できます。BIMを学ぶことはもちろん、実際のプロジェクトにどう応用するかを具体的に学べる点が大きな強みです。
  2. 企業のBIM導入をトータルサポート
    単なるスキル習得ではなく、企業のBIM導入に関するアドバイスや運用サポートも提供しています。どのツールを導入するべきか、どう運用すれば効率が上がるかといった経営視点のアドバイスも可能です。

BIMへのスムーズな移行を目指すなら、実務に強いスクールで!

企業がBIMを効果的に導入するためには、単なる技術習得にとどまらず、実務でどう活かすかが重要です。設計事務所が運営する正栄CADスクールでは、現場で役立つBIMスキルを実践的に学べるだけでなく、企業のBIM導入全体をトータルでサポートします。

CADからBIMへの移行を検討中の企業様、従業員への質の高い研修をお探しなら、ぜひ正栄CADスクールをご検討ください。実務に基づいたカリキュラムと講師陣の手厚いサポートで、貴社のBIM導入を成功へと導きます。

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企業研修をアウトソーシングするメリット

はじめに

日本の企業文化において、社員のスキル向上や人材育成はますます重要な課題となっています。特に、急速に変化する市場や技術の進化に対応するため、企業研修の重要性が高まっています。

しかしながら、社内での研修実施には多くのリソースが必要であり、効果的なプログラムを設計・運営することが難しい場合も少なくありません。こうした背景から、企業研修をアウトソーシングすることが注目されています。なぜ今の日本で企業研修を外部に委託することが有効なのか、その理由について解説します。

1. 専門性の活用

アウトソーシングのメリット

企業研修を外部に委託する最大のメリットは、専門家の知識とノウハウを活用できる点です。

研修に特化した企業やプロフェッショナルな講師は、最新の業界トレンドやスキルに精通しており、社内では対応しきれないテーマにも対応可能です。これにより、社員はより高度で実践的なスキルを学ぶことができます。

正栄CADスクールが企業研修を実施している設計製図・CAD・BIM分野については、専門性が高いがゆえに、講師の質、カリキュラムの質が研修の質を左右します。

講師の質、カリキュラムの質については、設計事務所が母体である正栄CADスクールならではの大きな強みなっており、リピータークライアントを抱えるポイントのひとつです。

・最新技術や業界トレンドに精通した講師による指導
・企業のニーズに合わせたカスタマイズ可能なプログラム
・業界特有の課題に対応する専門知識の提供

2. コストと時間の効率化

内部研修の課題

社内で研修を行う場合、企画・実行に多くの時間とコストがかかります。研修担当者を選定し、内容を作成し、実施するための準備はかなりの負担です。さらに、内部のリソースを使用するため、その時間は本来の業務から割かれることになります。

アウトソーシングの利点

これに対して、外部のプロフェッショナルに委託することで、企業は時間やコストの負担を軽減できます。外部の研修会社は既に確立されたプログラムやメソッドを持っているため、短期間で高品質な研修を提供できます。

また、企業が一から研修プログラムを作成する必要がなくなるため、業務への影響も最小限に抑えることが可能です。

正栄CADスクールには長年の教育事業で培ってきたメソッドがあります。研修を受ける社員の方の知識と技術を最大限に伸ばすことが可能です。

・研修プログラム作成や実施の時間を節約
・コスト効率の良い研修プランの提供
・社員が業務に専念できる

3. 多様な研修内容への対応

外部研修の柔軟性

外部研修を利用することで、幅広いテーマやスキルに対応する研修を実施できます。

さらに、正栄CADスクールでは、クライアント企業様ごとに異なる課題や目標に合わせたオーダーメイドのプログラムを提供可能です。これにより、企業は多様化するビジネスニーズに迅速に対応し、競争力を維持することができます。

・デジタルスキルなどの最新トレンドに対応
・カスタマイズされた研修プログラムの提供
・業界ごとのニーズに合った研修内容の実施

まとめ

今の日本において、企業研修をアウトソーシングすることは、専門性の活用、コスト削減、社員のモチベーション向上、そして最新技術への迅速な対応という多くのメリットをもたらします。

社内リソースの限界や迅速に変化するビジネス環境に適応するためにも、外部の専門家に委託することで、企業は研修の質を向上させながら効率的な運営を実現することが可能です。

設計製図・CAD・BIMの企業研修をご検討の際には、是非正栄CADスクールへお気軽にお問い合わせください!

企業研修についての詳細はこちら!

初心者でも安心!CAD研修のステップ

CADおよび設計製図の技術は、専門的な知識や経験が必要だと思われがちですが、実際にはしっかりとしたステップを踏むことで、初心者でもしっかりと習得できる技術です。

正栄CADスクールでは、企業研修において、CAD未経験者や非理系出身の方への研修の実績も豊富です。ここでは、簡単にどんなことをしていくのかご紹介したいと思います。

1. CAD基本操作の習得

まずは、CADソフトの基本的な操作方法を学びます。この段階では、CADソフトに慣れることが主な目的です。代表的なツールバーの使い方や、2Dの簡単な図面作成が中心となります。

ツールバーやコマンドの使い方:CADソフトの基本操作を学ぶ最初のステップです。これには、線を引く、形を作る、寸法を設定する、といった基本的な作図機能の使い方が含まれます。

簡単な図形の描画:まずは、シンプルな図形や線を引くところから始めます。初心者にとっては、複雑な作図よりも、この基本操作に慣れることが重要です。

このステップでは、CADソフトのインターフェースに慣れ、設計のベースとなる基本スキルを習得できます。初心者にとっても、直感的な操作で使えるソフトが多いため、最初のハードルはそれほど高くありません。

2.設計製図の基礎

機械や建築の製図について基礎を学んでいきます。

透視図・立体図などの図面の基礎:図面を読む、描くうえで必要不可欠なパース理論や立体図の理論などを学びます。

機械要素や関連法規への理解:機械製図においては機械要素、建築製図については、建築に関連する法律への理解を外すことはできません。

3. 実践課題によるスキルアップ

基本操作を学んだ後は、実際の設計に近い課題に取り組み、設計製図への理解、CADの操作をさらに深めていきます。ここでは、2D図面の作成や編集を行いながら、より高度な操作方法を身につけます。

簡単な部品図や平面図の作成:具体的な設計図を作成することで、図面の作成や編集の流れを理解します。実際の業務に近い課題を設定することで、学んだスキルを即座に応用できるようになります。

編集機能の活用:作成した図面を修正したり、パーツを追加したりすることで、さらに使いこなしの幅を広げます。

この段階では、実践的な課題をこなすことで、基本操作をさらに定着させ、現実の業務でも通用するスキルを身につけます。

正栄CADスクールでは、クライアント企業様の業種やご要望により、受講者のレベルに合わせた適切なカリキュラムをご提案することが可能です。
是非お気軽にお問い合わせください!

正栄CADスクール キャンペーン詳細

正栄CADスクール 1月のキャンペーンは

全講座受講料20%オフ+入学金免除+教材費無料となります。

さらに入学された方にはQUOカード1,000円分もプレゼントいたします!
体験説明会に参加された方には漏れなく、正栄オリジナルボールペンをプレゼントいたしますので、お気軽にご参加ください!

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【開催期間】
2024年1月6日(月)0:00 ~ 1月31日(金)17:00

【条件】
・開催期間中にホームページ・電話・来校にて「体験説明会」に参加された方が対象となります。
・開催期間中に「体験説明会」参加後、ホームページ・電話・来校にて入学をされた方が対象となります。
・入学後、1ヶ月以内に受講をスタートされた方が対象となります。
・オンラインでの受講、通学受講の両方が対象となります。
・過去に本校で受講された方も対象となります。
・一部対象外のコースは除く(1年コース等は対象外となります。)