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ChatGPTを日常で使ってみよう

~専門家じゃなくても、無料版でここまで使える~

このブログでも度々取り上げている「生成AI」ですが、今回はちょっと趣向を変えて、CADに絡んだ専門的な話ではなく、私が日々の業務や生活のなかで、どのように生成AIを活用しているかをご紹介したいと思っています。

私がメインで使用しているのは、生成AIの中でも良く知られている「ChatGPT(チャットジーピーティー)」です。

「AIって難しそう…」と思った方、安心してください。ChatGPTは、登録すれば無料でも使えて、特別な知識も必要ありません。
そして何より、ちょっとした相談やアイデア出しなど、日常生活でもかなり役立つんです。

今回は、「AIに詳しくない人こそ、気軽に試してみてほしい!」という思いから、私自身の使い方をもとに、ChatGPTの便利なポイントをご紹介します。


📧 1. 「文章を考える」から、AIに相談する時代へ

誰かにメールを送るときや、ちょっと丁寧な文章を書きたいとき、「この言い回しで合ってるかな?」と迷うこと、ありませんか?

そんなとき私はChatGPTにこう聞きます。

この内容を、ビジネスメールとして丁寧に書き直してください

すると、ちゃんとした文面に変えてくれるんです。ブログのタイトル案やキャッチコピーの相談もできます。


🔍 2. 「調べもの」よりも「聞いてみる」が早いことも

Googleで検索すると、たくさんのページを見比べなければいけないことがあります。でもChatGPTなら、ひとつの質問でまとまった答えが返ってくるのが魅力。

たとえば旅行前に、

長崎で、家族で泊まれてご飯がおいしい宿はどこ?

と聞いたところ、候補と口コミのポイントを教えてくれました。最終確認は必要ですが、最初の一歩にはぴったりです。


📱 3. 「スマホやPCの困りごと」にも頼れる

設定や通知など、ちょっとした悩みもChatGPTが案外頼りになります。

私は以前、Androidスマホの通知がうるさくて困っていたときに、

SonyのSO52Cで、夜は通知を受けないようにしたい

と聞いたら、スリープモードの設定手順を丁寧に教えてくれました。


💻 4. 最初は無料版で十分。スマホでも使える!

ChatGPTには有料プランもありますが、最初は無料でまったく問題ありません。
スマホ用アプリもあるので、思いついたときにすぐ使えます。

  • 「この言い回し、おかしくないかな?」
  • 「旅行先のおすすめ、ざっくり教えて」
  • 「子どもでもわかるように説明して」

こんな“軽めの質問”こそ、ChatGPTの得意分野です。


📝 まとめ:迷ったら、とりあえず聞いてみよう

ChatGPTは、答えを返すだけでなく、会話しながら自分の考えを広げてくれるパートナーのような存在です。

最初はうまく使えなくても大丈夫です。「もっと簡単に」「もっと短く」と伝えれば、ちゃんと調整してくれます。

生成AIというと、ハードルを上げて考えてしまう人も多いのですが、もっと気軽に気楽に活用できるものだと思います。
まだ使ったことがない方も、ぜひ一度、無料版で試してみてください。

CAD+AIは人間の仕事を奪うのか?その答えは「適応」にある

AIとCAD設計の未来:人間の仕事は本当に奪われるのか?

前回はCADにAIの導入が進むことでどのような変化が起こっていくのかについて書いてみましたが、自動化や効率化を可能にするAIツールの普及により、「人間の仕事はAIに奪われるのではないか?」という不安を抱く人も少なくありません。今回はこのテーマを掘り下げ、AIがCAD設計の職場に与える影響を考えてみたいと思います。


AI導入が進む理由:なぜCAD設計でAIが求められるのか?

AIがCAD設計に導入される理由は明確です。以下のような利点があるため、業界全体で注目を集めています。

  1. 効率の向上
    AIは膨大なデザイン案を短時間で生成したり、エラーを検出したりすることができます。これにより、設計者が従来に比べて格段に効率的に仕事を進められるようになります。
  2. コスト削減
    自動化により、単純作業や反復作業に費やされる時間とコストを削減できます。特に標準化された設計プロセスでは、その効果が顕著です。
  3. 高度な解析能力
    AIは、構造的強度や製造可能性といった複雑な解析をリアルタイムで行えるため、設計精度を向上させることが可能です。

これらの利点を考えると、AIがCAD設計のプロセスに導入されることは避けられない流れです。しかし、それは本当に「人間の仕事を奪う」ことを意味するのでしょうか?


AIによる自動化で消える仕事:どの業務が影響を受けるのか?

AIがCAD設計の現場で担う役割が増えるにつれ、特定の業務や役割が削減される可能性があります。

  1. 単純作業の自動化
    部品の配置や基本的なレイアウト設計など、繰り返し作業が多い業務はAIによる自動化の影響を受けやすい分野です。
  2. 標準化された設計
    規格化された製品設計(例:シンプルな金型設計や建築の基本構造設計)は、AIがほぼ完全に代替可能です。
  3. エラー検出や解析業務
    設計データのエラー検出や製造可能性の解析も、AIがすでに高い精度で実施できる領域です。

AIでは代替できない人間の役割:どこに価値を見いだすべきか?

一方で、AIでは代替できない人間の役割も数多く存在します。

  1. 創造性とイノベーション
    AIは過去のデータを基にした予測や生成を得意としますが、全く新しいアイデアやデザインを創造するのは人間の得意分野です。特に感性や美的価値が求められるプロジェクトでは、人間の発想が不可欠です。
  2. コンセプト設計
    ユーザーのニーズや製品のコンセプトを形にするには、顧客との対話や深い洞察が必要です。こうした領域では、人間の共感力やコミュニケーション能力が重視されます。
  3. 倫理的・責任的判断
    AIは計算やデータ分析に優れていますが、設計プロセスや結果において倫理的な判断を下すことはできません。設計ミスや安全性の判断など、人間の介入が欠かせない場面は多くあります。
  4. プロジェクト管理と意思決定
    設計プロジェクト全体を管理し、異なるステークホルダー間の調整を行う役割は、人間が担うべき重要な領域です。

未来の仕事:人間とAIの協働で生まれる新たな可能性

AIの導入により一部の業務が自動化される一方で、新たな役割や職種が生まれる可能性もあります。

  1. AIツールの開発・運用
    AIを活用したCADソフトウェアの開発や、企業ごとのニーズに応じたカスタマイズが求められるでしょう。
  2. AIのトレーニングとデータ管理
    AIが正確に動作するためには、適切なデータセットを用いたトレーニングが不可欠です。この分野ではデータ管理や分析の専門家が活躍する場が広がります。
  3. 人間とAIの連携スキル
    設計者やエンジニアは、AIを補助ツールとして使いこなすスキルが必要になります。これにより、人間とAIが協力してより効率的で高品質な成果を生み出すことが可能です。

CAD+AIは人間の仕事を奪うのか?その答えは「適応」にある

結論として、AIがCAD設計において一部の業務を自動化することは間違いありません。しかし、それが即座に「人間の仕事を奪う」という結論にはなりません。むしろ、AIが得意とする反復作業や解析業務をAIに任せることで、設計者は創造的な作業に集中できる環境が整います。

これからの設計者やエンジニアには、AIとの協働を前提とした新しいスキルや役割への適応力が求められるでしょう。この変化を受け入れ、前向きに活用することで、人間とAIが共存し、互いの強みを活かしたデザインとエンジニアリングの新時代が訪れることでしょう。