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CAD資格は人事採用の参考となるのか?

CADのオペレーターやエンジニアを採用したい企業にとって、採用希望者がCAD資格を持っているかどうかを採用の基準にすることにメリットはあるのでしょうか?

結論から言うと、一定のメリットはあると思います。

CADの資格は、その人が一定のスキルや知識を持っていることの証明になります。

  • Jw_cadやAutoCADなど、業界標準のソフトに精通している。
  • 正確な図面作成が可能で、設計ミスを減らす。
  • 法規や規格に準じた図面作成スキルを持っている(例えば、建築基準法やJIS規格など)。

ただし大切なのは、CAD資格を取ることが目的となってしまった人と、CAD資格を取ったうえでやりたいことや仕事に対するビジョンがある人をきちんと見極めることです。

前者はとにかく資格を取りたいというタイプで、CADに限らず他の資格でも見かけるタイプです。時には全く関連の無い資格をいくつも持っている人もいます。

しかし後者については、CAD資格を自分の実力を確認するための指標として考えているタイプです。

特に実務経験がない場合、自分がどこまでCADや図面について理解しているのかを、採用の際にアピールするのは難しいことです。まずCAD資格を取ることによって、一定の知識や基礎ができているということの証明をしたいというのは、正しい考え方だと思います。

この場合は「目標のためにきちんと努力をできる人である」ということの証明のひとつになりますから、、資格保持者の採用が長期的な利益につながると言えるのではないでしょうか。