月別アーカイブ: 2021年11月

派遣に頼るのをやめ、自社で人材を育てる

コロナ禍で若い人たちの就職難が報じられる一方、エンジニアリング企業の人手不足感は解消されていません。結局のところ、知識や技術のある若い人に需要が集中してしまっているのです。特にエンジニア系の企業にとっては、企業が求める人材と新卒を含め市場に出てくる人材のミスマッチが大きくなっています。

足りないマンパワーを即戦力的に使える派遣に頼ることで乗り切っている企業は少なくないでしょう。しかしエンジニアリング企業においては、派遣に頼ることは、自社の知識や技術の継承を難しくすることになります。

加えてコロナ禍以前からの人手不足に加え、近年の派遣法改正により、派遣のコストは年々上がり続けています。

今こそ、自社で人材を育てることへ改めて舵を切るべき時ではないでしょうか?特に中小企業においては、理系の優秀な人材を確保することは難しくなっています。理系学部以外の学生や、別分野からの転職組を入社後に育てるという形で、人材を作っていくことがこれから必要になるでしょう。

一方で、人材教育に割けるマンパワーがないという企業さんも多いのが現状だと思います。そこで、人材教育をプロである我々正栄に任せていただけないでしょうか。正栄では現在多くの企業から企業研修の依頼を受け、クライアントの業種・ニーズに合わせた個別のカリキュラムを組んで、研修に当たっています。

新卒研修はもちろん、現場を知る中堅社員のスキルアップ・再教育も少なくありません。新卒研修の場合は、2週間、1カ月など集中して研修を実施するケースが多いですが、スキルアップ研修などでは、何チームかに分けて月1回の研修をローテーションするような形で行っているものもあります。

派遣に頼ることは、人材不足の問題の根本的な解決にはなりません。人材を育てるということは簡単ではありませんが、私たちプロのサポートを上手く使って、問題を解決してみませんか?

CADの大きな転換期 今後必須の3D CAD

ADには2D(2次元)と3D(3次元)があります。2Dは平面、3Dは立体です。

これまでの2D CADと3D CADの関係性は、2次元の図面があって、それを3次元化するという考え方でした。

しかし、現在主流になりつつあるのは、初めから3次元で設計し、そこから2次元図面を切り出すというモデルです。このやり方になると、3Dは2Dの応用ではなく、2Dとは考え方として全く違うアプローチになります。

また現在の3D CADソフトウェアでは、そこに様々な属性を加えてシミュレーションできるのも大きな特徴です。

建築であればBIMと呼ばれる考え方に基づいたソフトでRebroなどがあります。機械系での3D CADでは、主に車業界で使用されるハイエンドCAD ソフトであるCATIA、製造業の機械系だとSOLIDWORKSが主流となっています。

今は3D CADへの大きな転換期になっているので、3D CADへの意識は今後必須となってきます。