■ AIとオヤジ、出会う。
「AIでブログが書けるって本当か?」
そんな噂を耳にしたのは、ある日の夕食後。テレビではタレントが「ChatGPTって知ってます?」なんて軽やかに言っている。私はその横で、リモコンのボタンの位置さえ怪しいのに、AIと会話するなんて無理だろうと思っていた。
でも――気になった。
70歳になっても、どこか心の奥で「新しいことを知りたい」「挑戦したい」という思いは消えていなかったんですね。だから意を決して、パソコンを開いてChatGPTとやらに「ブログを書きたい」と話しかけてみたのです。
■ AIの第一声に驚く
「こんにちは!どんなブログを書きたいですか?」
…おいおい、いきなり丁寧だな。まるで長年の知人かのようなフレンドリーさ。こっちはマウスの操作すら怪しいのに、「ではまずテーマを決めましょう!」ときたもんだ。頼もしいやら、小憎らしいやら。
とはいえ、彼(?)のガイドに従って書きたいテーマを伝えると、まあ出てくる出てくる、文章の案がポンポンと。
私がうんうん唸って1時間悩むようなことを、3秒でまとめてくれる。これはもう、書くというより、相談するという感覚です。
■ 共同作業が始まった
たとえば、「70歳でAIに挑戦することを書きたい」と伝えると、
「では読者にとって共感されやすい導入を書きましょう」
「エピソードはご自身の体験から盛り込んでみてください」
などと、まるで編集者のようにアドバイスをくれるんです。
私は思ったことを素直に打ち込み、それをAIが整えてくれる。
一部は、「いや、それじゃちょっとカッコつけすぎだな」と私が直し、
逆に「この部分は助かった!」と感心することもある。
つまりこれは、私が原作者で、AIが脚本家。
あるいは私が大工で、AIが優秀な道具。
そんな感じでしょうか。
■ 「人間らしさ」はどこにある?
時々ふと思います。
「これって、自分の文章って言えるのかな?」と。
でも、ChatGPTがどんなに便利でも、「どんなテーマにするか」「何を伝えたいか」は私が決めています。心を込めるのは、いつだって人間の役目。
AIはそれを形にするお手伝いをしてくれる存在なんだと、今は思っています。
AIがあっても、魂を込めるのは“オヤジ”の方。
これ、大事なポイントです。
■ 最後に:挑戦するオヤジは面白い
こうして私は、AIとともにブログを書くという新しい挑戦を始めました。
年齢を言い訳にせず、知らないことを恥じず、ただ「面白そう」と思って進んでみる。
それが、想像以上に楽しい。
もしあなたも「ちょっと興味あるけど、難しそう」と感じているなら、まずは私と同じように一言、ChatGPTに話しかけてみてください。
意外と、楽しくてクセになりますよ。
おまけ:今日のAIとのやりとり(実話)
私「AIって、オヤジのジョークも理解できるの?」
ChatGPT「もちろんです!では、こんなのはどうでしょう?
“AIを信じない人がいたんです。でも今では完全に ‘AI愛’ に目覚めました。”」
……まだまだ、修行が必要のようです(笑)。