新型コロナの影響が最も大きかったと思われる4~7月頃にかけての経済調査の結果が出始めています。
今月の頭に発表された財務省の法人企業統計調査、4~6月期の数字はなかなか衝撃的です。リモートワークなどの需要で伸びた情報通信関連以外は、営業利益が前年比50%ダウン以上の企業が多く、製造業や建設業についても厳しい数字が出ています。
また、資本金別に見た場合、体力のない中小企業へのダメージはより大きく、資本金10億円以上の大企業の営業利益の下げ幅は前年比46.8%なのに対し、1億~10億の企業は70.9%減。資本金1億円以下の企業に至っては94.8%減という数字です。
景気の動向としては、8月頃に底を打ち、緩やかな回復基調にあるようですが、海外需要も含め、まだまだ厳しい状況は続くでしょう。
一方求人市場を見てみると、景況感が悪化したことで求人需要は下がっているものの、業種によってかなりバラつきが大きいようです。建設業界については、求人数は下がっているものの業界全体としての人手不足感は依然として大きく、建設技術者の需要はかなり高い状態です。Withコロナでの様式が定まると共に、求人市場も戻るのではないでしょうか。
機械系のエンジニアについても、前年同月比べ求人数は下がっているもの、求人倍率自体は高い水準を維持しています。
このように景気が良くない状態にあっても、技術者の需要はそれほど下がるわけではありません。
悪い時ほど、企業は「誰でも良い」ではなく「きちんとした人が欲しい」になります。今腐らず、使える技術を身につけて、就転職を有利に進めましょう。正栄は、その技術が身につくスクールです。