建設業界の人手不足は全く改善の兆しが無く、人件費の高騰により建設計画が頓挫するような現場も出ているそうです。
来年2020年の2月には、外国人労働者向けの特定技能試験が実施され、それに合格した外国人労働者を受け入れる予定になっています。それに向けて、業界団体が東南アジアの各国に講師を派遣しているといニュースもありました。建設業界では今後5年間で4万人ほどの外国人労働者を受け入れる方針のようです。
おそらく外国人労働者のほとんどは現場で働く職人として受け入れられるのでしょう。しかし、実際のところ建設業界では職人だけでなく、技術者も全く足りていません。とにかく若い人が建設業に就きたがらないのです。その理由として盛んに言われているのが労働環境の厳しさです。
そのため現在建設業界では、「働き方改革」の影響もあり、急ピッチで給与面、労働時間などの待遇改善を進める動きが出ています。逆に言えば、そこを改善しないと人が集まらないのです。
雇用される側とすれば、これは大きなメリットとなります。多くの選択肢の中から、条件の良い企業をピックアップすればよいのです。ただし、何の技術もない人が企業を選ぶことは難しいでしょう。企業が欲しがっているのは、あくまで「技術者」だからです。
現在東京オリンピックに向けて、忙しさのピークを迎えている建設業界。オリンピックが終わって、一段落するとまた状況が変わってくるかもしれません。今は技術を身につけステップアップするには、非常に大きなチャンスです。
現状に満足いっていない方、チャンスを逃さず、是非チャレンジしてみてください。