DIYのプランニングと設計図 その2

その1に引き続き、DIYのプランニングで重要な要素を紹介していきましょう。

・材料
DIYはそのほとんどが木工です。木材には種類がたくさんあります。スギ、ヒノキ、ホワイトウッド、パイン、水に対して強い木(クリ、ケヤキ)、最近では樹脂と木粉を混ぜて作られた「人工木」というものもあります。

どこに何を作るのかによって、どんな素材のものを選ぶ必要があるか、きちんとプランニングしておかないと、すぐに壊れてしまう、木が腐ってしまうなどのトラブルを招くことになります。
また、どんな大きさの資材を用意するかも重要です。パーツを切り出すのに最も適した資材の大きさはどのくらいなのか、きちんと考えておく必要があります。
 
・強度
例えば棚を作ったとして、薄い板材に重いものを乗せてしまうと、たわんで壊れてしまいます。最近DIYで人気のウッドデッキであれば、ただ板材を敷き詰めるだけではなく、根太(ねだ)や大引き(おおびき)といった床材を支える心材を入れなければなりません。

板材の厚さはどれくらいにすれば良いのか、心材はどのくらいの間隔で入れていけば安全なのか、といったポイントは知っておく必要があります。それを踏まえて材料を選ぶことが、プランニングの重要な役割です。
 
DIYのプランニングは、頭の中で何となくやっている方が多いのではないかと思います。しかし、その「何となく」が失敗の元になります。

プランニングを立てながら、組立図、平面図、木取り図などの設計図を描くことで、DIYのクオリティーは格段に上がることでしょう。DIYのレベルアップをしたい方は、是非やってみてください。
次回は様々な設計図について、解説してみたいと思います。